2026年6月4日木曜日

LAMJコース5月の学習内容(2026年)

      LAMJ-B

なぜそのデザインが好きなのか、どこが好きなのか:今年度の中期プロジェクトとして「どこでもドアの広告作成」にチャレンジする生徒たち。準備の一環として「デザイン」について考えています。かっこいいと思うあのポスター、自分はどこが「良い」と思っているのか。「なんかかっこいいから」「こういうの好き」という感覚をどうすればしっかり思考・言葉に落とし込めるのか。皆に好きなポスターを集めてきてもらって今月は色々言語化してもらいました。ビジュアルの評価できる点・できない点を言語化できるようにしておくと、いずれAIを使って画像などを制作するときにA Iの言いなりにならずにすみます。LAMJでは常に「AIと生きていく」ことを意識しています。

小中学生のための、ソシュール言語学LAMJの「LA」つまりランゲージ・アーツを理解・実践できるようになるためには言葉をある意味「モノ」として扱う必要があります。その大前提としてソシュールの言語学について学びました。普通は大学で学ぶ理論ですが、言葉への意識がどんどん育つ生徒たちなら理解できるはず!と小6-中2の生徒たちに説明したところ、確実に学び取ってくれた様子。言葉の見え方がきっと変わってくるはずです。

扱ったテーマ:自分の好きなポスター・チラシを集めて自分の「好き」の法則を言葉にする(自分と向き合う力、言語化力)、映画『ベイマックス』のポスターが各国で違うのはなぜか(視聴者の立場で考える、世界を知る)、ソシュール言語学(ランゲージ・アーツ基礎知識)、その言葉の「意味」ではなく「響き」がなぜ好きなのか(ソシュール言語学を実践する、自分と向き合う力)、朝日中高生新聞の記事の見出しの「主役」を見抜く(ランゲージ・アーツ)、ブラジルの食品メーカーの広告のMAPを考える(伝える力)、今週の私の一言(しっくりくる言葉を模索する力)、難しい言葉を小1に説明(語彙力、説明力、他者の立場に立って考える力)、ピア・レビュー(お互いの意見にフィードバックする)

 

LAMJ-A 

論理の誤謬(ごびゅう) アメリカなどでは高校で学ぶこともある、論理の誤謬(論理展開の禁じ手)。論理的な文章を書くためには、AIの論理の穴をつく目を持つためには、何が「論理的」で何が「非論理的」なのか、その線引きを知る必要があります。テキストとしている朝日中高生新聞に載っていた、ありがちな言葉のやり取りをスタート地点に、「滑り坂論法」「燻製ニシンの虚偽」などネーミングもおもしろい誤謬を基礎から学習し、最後は生徒たちが「誤謬を含む論理展開」を創作。生徒たちの論理力と創作力が炸裂していました!何がNGなのかを具体的に考えることができれば、それだけ適切な論理に近づきます。

 

日本国憲法前文を同世代に向けて翻訳: こんな時代、憲法記念日のある5月ということもあり、日本国憲法についてさまざまなアプローチで考え、話し合ってもらいました。井上ひさしが子ども向けに「翻訳」した前文をLA(ランゲージ・アーツ)的に分析、その上で生徒たちには「同世代の人たちに送る、日本国憲法前文翻訳」を作るべく議論。難解な言葉を小1にでもわかるように書き換え、各段落の結論を見抜き、同世代の人たちに何を考えてわかってほしいかを定め、文の切り方の効果を考え、各自持ち寄った草稿をもとに延々と話し合い本当によくがんばりました。この作業を経て、来月は「日本国憲法前文を同世代に向けてSNSで発信するなら?」と考え、皆でそのための文章を作ります。

 

今月扱ったテーマ:自分の文章の「枠組み」を意識する(ランゲージ・アーツ)、「結論」「理由」とその関係を小1に説明(クリティカル・シンキング、論理力)、論理の誤謬(論理力)、論理の誤謬を含む例を創作(論理力、クリエイティビティ)、日本国憲法9条の「結論」と「理由」の関係を考える(論理力、社会を知る)、井上ひさしによる、日本国憲法前文の「翻訳」を分析する(ランゲージ・アーツ)、日本国憲法前文を同世代に向けて翻訳(ランゲージ・アーツ、理解力)、文の主語ではなく「主体」を見抜く(ランゲージ・アーツ)、ピア・レビュー(お互いの意見・文章にフィードバックする)

 

LAMJ-Prep3

今月はまず、ルネ・マグリットの不思議な絵から事実を抜き出した上で意見を伝え合うということをしました。事実をまずちゃんと認めること、意見を持つのはその後、ということを生徒たちは肌でわかってきたようです。そして、自分の夢についてもいろいろ考えてもらいました。自分の夢は、家族だけでなく、みんなに、地球に、宇宙につながっていくと自分たちで考えて気づけたことが、本当に素晴らしかったです。

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LAMJコース5月の学習内容(2026年)

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