2025年3月29日土曜日

LAMJコース3月の学習内容(2025年)

 LAMJ-B


新年度に向けて、自分の気持ちと向き合う(気持ちのコンパス): ワクワクすること、心配なこと、知っておきたいこと、やっておくべきこと—この4つを方位磁石(コンパス)に見立て、新年度を迎える自分とじっくり向き合って考えてもらいました。心配するのは恥ずかしいことなんかじゃない、どうすれば心配が少なくなるか、考えれば道は拓ける。知りたいことはどうすれば知ることができる?今すぐできることは何? 全て、リアル問題解決です。今後みんなが何度も経験するであろう「新しい環境」は、しっかり考えて行動すれば道は必ず拓けるという感覚を手に入れてくれたかなと思います。
ご入学、ご進級、おめでとうございます!

 

東京大空襲、3.14、別学共学の「数字」の背後にあるもの:被害者の数、学校の数、賛成している人の数。このような数字はパーセントで表現されることも多いです。そして、データが溢れる現代、このような数字の背後にどれだけの人の人生があるのか、ふと忘れてしまうことがあります。だからこそ今月のLAMJでは東京大空襲、3.14、別学共学をテーマに、「数」の背後にある「人生」を一生懸命想像するということをやりました。3.14で亡くなった小学生が好きだった飲み物は?通っている高校が別学から共学に変わったらどんな気持ちになる? 他者のことを完全に理解することは不可能です。だから必死に想像する。その態度を持ち続けてほしいと思います。

 

今月扱ったテーマ:偉人の言葉の背景・根拠を考える(黒澤明、ロダン、葛飾北斎、マゼラン)、物価高でもアルバイト代を減らさない方法(クリエイティビティ、未来思考)、太平洋戦争の数字から考える(小学生のための現象学入門)、別学vs共学 (数字の背後にある「人」の気持ちを具体的に想像する)、北斎漫画の顔は何を表現しているか(感情の言語化)、気持ちのコンパス(新年度に向けて、言葉をしっかり使って自分と向き合う)
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LAMJ-A


思考実験+devil’s advocate付き合っている人がいるのにChatGPTのことが本気で好きになってしまったら、それは「浮気」?というオリジナル思考実験にチャレンジしてもらいました。思考実験はLAMJ生の大好物。これまでは講師がdevil’s advocate(悪魔の代弁者議論を発展させるためにあえて反論・ツッコミをする役)をつとめてきましたが、今回は生徒自身がこの役をやりながら議論を深めました。悪魔の代弁者をやる時は「なるほど。おもしろいね。ところで」から始めることを徹底しよう、論破は絶対ダメだよ、と老婆心満載で忠告したのですがそんな心配は不要だったようです。互いの意見を尊重しながら楽しそうにディスカッションする様子を見て、生徒たちがLAMJで手に入れたいちばん大きな力は議論力だと確信しました。

 

振り返り強化:LAMJは試験対策ではない、学びのための学びだからこそ「学んだことをどう自分の中で落とし込むか」が格別に大事。毎回の振り返りを強化しています。「今日学んだことから連想することは」「今日できたいちばんのこと、いつもできる?」など、LAMJならではの多様で楽しい振り返りを実践しています。

 

今月扱ったテーマ:カレーライス物価からカレーハウス経営を考える(クリエイティビティ、未来思考)、自分の意見に反論する(思考力強化)、2005年の若者になりきってYouTube最初の投稿にコメントしたら(情報とクリエイティビティをつなげる)、思考実験「付き合っている人がいる状態でAIに恋することは浮気か」(思考を深める)、devil’s advocate 悪魔の代弁者(議論力を高める)、自分の気になる記事の「10年後の見出し」を書いてみる(論理的に想像する)、吉本ばなな『みどりのゆび』の描写の型を見抜く(LA)、吉本ばなな流に「大切な場所」を振り返って描写する(LA

2025年3月3日月曜日

LAMJコース2月の学習内容(2025年)

LAMJ-B


「小1の自分へ」プロジェクト、堂々完成:この春小学校を卒業する生徒たちに「小1の自分へ」というプレゼンをやってもらいました。小1の自分ってどんなふうだった?当時の自分に何を伝えたい?プレゼンを聴いた小1の自分にどう感じてもらいたい? 昨夏の「プレゼンの達人」講座で学んだことをおさらいしつつ、1ヶ月かけて小学校生活を振り返ってコツコツ準備しました。そして迎えた本番。本当に、本当に、本当に感動的な内容でした。涙が出ました。「いい方向に行くから大丈夫」「今怒られてることも怒られなくなるから」「勉強はコツコツやろう」「悲しむより楽しんで」。プレゼンは自分の等身大の言葉を等身大の態度で心をこめて届けるもの。それをまさに実践してくれました。どんな先輩のどんなありがたい言葉よりも「小1の自分」にささったであろう言葉たち。特大の感動をありがとう。

 

振り返り強化:クラスの終わりに、その日学んだことを1つあげ、それを自分のどんな経験につなげられるか、答えてもらっています。つなげ方にも個性が出て毎回楽しいです。振り返りは学んだことを「生きた知識」にするだけでなく、論理力を磨くこともできます。

 

今月扱ったテーマ:偉人の言葉の背景・根拠を考える(パブロ・ピカソ、本田宗一郎、ベートーベン、ドストエフスキー)、キュビズムと遠近法(絵をじっくり観察して考える・つなげる)、受援力(メタ認知)、「面白い」と「おもしろい」の違い(ランゲージ・アーツ)、小1の自分にプレゼンする(プレゼンテーション・スキル、相手の立場に立って考える、目的から逆算して原稿を作る)、「私はUFOを見た」は事実か意見か(クリティカル・シンキング)



LAMJ-A


赤いぼうし問題の解き方をプレゼンする: 今月はプレゼン強化月間。数学者・野崎昭弘の傑作『赤いぼうし』の場合分け問題をどう解くか、解き方をどうプレゼンすればわからない人でも解けるようになるか—をグループで話し合い、プレゼンしてもらいました。自分とは違う立場の人の目線で考えるとはどういうことか。その人と自分の違いは何か。その違いはどこからどう埋めればいいのか。プレゼンは常に他者を相手にする作業。相手との「違い」はゼロになることはありません。だからこそヘトヘトに疲れるまで相手目線で考えて伝え方を模索する。相手目線へ近づこうとする皆の姿勢、素晴らしかったです。

 

とことん詩を読みこむ+撞着語法でイメージを作る:今月のランゲージ・アーツ(LA)で取り上げたのは猪狩翔一『Leo』の歌詞。意味がわかるようでわからない難物のこの作品をまずは散文に「翻訳」、その上で「丸い滑走路」という比喩の効果について考え、撞着語法 (矛盾するような言葉を組み合わせる、修辞法の一種)を学び、さらには撞着語を1つ選んでプレゼンするというところまでやりました。プレゼンは、まさに、百花繚乱。それぞれの個性が炸裂していました。「自分の好きな撞着語を軸にプレゼンする」という漠然としたテーマにもかかわらず、いえ、漠然としたテーマだったからこそ、自分ならではの世界を構築できたのかなと思います。皆のクリエイティブ思考力、自分の個性・視点を信じる力、伝える力にウットリします。

 

今月扱ったテーマ:新聞記事の文を「事実」と「意見」に分ける(クリティカル・シンキング、メディアリテラシー)、文系と理系(反論を通して思考を深める)、高校入試最前線(新しいタイプの入試を経験した生徒たちがプレゼンしてくれました!ありがとう!)、赤いぼうし問題(論理力、他者視点で考えてプレゼン)、新聞で得た情報を実生活に結びつける(学びの定着)、英語の弱強格vs日本語の高低音(英語を知ることで日本語の特性を知る)、猪狩翔一『Leo』を散文に翻訳(理解力・表現力)、撞着語法を軸にプレゼン(LA)、今井むつみ『学力喪失』の別解釈を考える(クリティカルに読む)

 

LAMJコース3月の学習内容(2025年)

  LAMJ-B 新年度に向けて、自分の気持ちと向き合う ( 気持ちのコンパス ) : ワクワクすること、心配なこと、知っておきたいこと、やっておくべきこと—この 4 つを方位磁石 ( コンパス ) に見立て、新年度を迎える自分とじっくり向き合って考えてもらいました。心配するのは...